HOW TO BEND(ベンド

ベンドの原理

*ハーモニカの音が鳴る原理

根本的な話ですが、ベンドを学ぶ前にまずはハーモニカのリードの音が鳴る原理も知っておいた方が良いでしょう。ここでは説明は省きますので他のサイトをご参照ください。個人的にはYAMAHAのサイトの説明が分かり易くてお勧めです。→

https://www.yamaha.com/ja/musical_instrument_guide/harmonica/mechanism/mechanism003.html

こちらのページにも記載がありますが、音量の大小を決めるのがリードの振幅の大きさです。一方、ベンドによって変化する音の高さ(音高、ピッチ)を決めるのは、リードの振動数です。リードはその長さや幅・厚み、重さなどにより決まった振動数(固有振動数)を持っているはずなのですが、例外としてベンドによって、後述しますようにリードの湾曲(変形)が生じ、振動数の変化をもたらすと考えられます(あくまで自論)。

 

*ベンドの原理

ある曲を演奏をするとき、必ずしも必要ではないが音楽理論の知識があると、役に立つ。それと同じように、ベンドもどういう原理で起こっているかということを最低限理解する方が、実際に演奏でベンドをするのに役立つはずです。ただベンドの原理は非常に複雑で難解で、厳密に説明しようとすると物理学の専門的領域に関わると思われます。個人的に調べましたが、少なくとも日本のサイトでは明確な答えにはたどり着けませんでした。ので、詳しい説明は省きます。簡単に言えば、 体の中(胸腔~口腔)と外気で、圧力差をつけることによりリードが湾曲した状態で振動します。音高※が変化します。この原理はドローベンド(吸い音ベンド)、ブローベンド(吹き音ベンド)に関わらず同じで、ドローベンドなら体内の気圧が通常音(ベンドしない音)を鳴らす時より低くなり、ブローベンドなら体の中の気圧がより高くなり、結果的に音高が下がります。さらに言えば、オーバーブロー、オーバードロー(詳細は後述予定)も基本的な原理は同じです。

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