唐突にわざとらしいタイトルをつけましたが、なんと今日から連載でベンド奏法のやり方についての記事を書いていきます!ややマニアックな話もありますが、どこにも載っていないような内容も満載ですので、きっとみなさんのベンドの上達に役立つと思います。ぜひご覧ください。
ちなみに先日も、ハーモニカ歴は長いけどベンドが出来なかった友人に、これからお話しする内容の一部を教えただけで5分ほどで出来るようになりました。
※まずはパッカリング奏法でのベンドを前提とした記事を書いていきますが、タングブロックでも、パッカーのベンドと基本は変わりないのできっと役立つ内容と思います。
タングブロックのベンドについても機会があれば稿を改めて書いていきたいと思います。
*ベンド奏法
10ホールズハーモニカ(ブルースハープ)においてベンド奏法は、ブルースハープの最初で最後の関門と言ってもいいくらいの、非常に基本的でかつ奥の深い、重要な演奏テクニックです。ベンド音の具体的な出し方については色んな本やサイトで紹介されています。ただ、特に個人のサイトにおいては、部分的にしか賛成できない記事や、明らかに間違っている或いは非効率的な方法が説明されている情報が多い印象です。
私自身はベンド奏法をどのように習得したかと言うと、ハーモニカを始めて20年位経つので昔のことではっきりした記憶はないのですが、1-2冊の教本を見て独学で試行錯誤しているうちに、結構長い年月をかけて、少しずつできるようになり、今に至ります。正確に言うと、今でも少しずつは上達している(=条件によっては100%満足のいくベンドの音が出せていない)ので、現在も進行形の習得中です(^^;) ただその分、長年の改良を重ねているので、単にベンドの音を出せるだけでなく、①持続して正確なピッチ(音高)・音量で、②無理な力なく楽に効率よく、③良い音色で出す方法を心得ているつもりです。細かい所は人それぞれ違いがあって色んなベンドの方法があるとは思いますが、私個人は、ベンドをするために通常音(ベンドしない音)と異なる使い方をする身体の部位は、舌(+顎)のみです。唇や喉、腹筋の形や動きを通常音の出し方と変える必要はないと思います。
そして経験の浅い方は、まずどんな形であれ音を下げる事が出来るようになるのを目標とし、続いて上記①~③の部分をゆっくり地道に習得すれば良いと思います。 どんなに無骨で力の入った鳴らし方でも、音程が一瞬でも少しでも下がりさえすれば、ベンドは半分以上できたも同然だと思います!
あと、初めての場合は○番の穴のベンドが一番やりやすいとか書いている方もおられますが、何番穴のベンドがしやすいかは個人個人によって異なると思います。ハーモニカのキーや機種、リードの調整具合によっても変わりますし。
“初心者から上級者まで必見! 10ホールズハーモニカ(ブルースハープ)のベンド奏法をマスターしよう” への3件のフィードバック
初めまして! ベンドができなくて苦悩する初心者です(笑)。非常に参考になります! ありがとうございます!
・・・で、超初歩的な質問で恐縮ですが・・・。ベンド奏法というのは、まず元の音を出し、それに続けて半音(や全音)下がった音を出す、という理解で正しいでしょうか? それとも、習熟すれば、あたかもクロマチックハーモニカのように、最初から単独で、いきなり下がった音を出すということが可能なのでしょうか?
ご教示いただければ幸いです。よろしくお願いいたしますっ。
初めまして、コメントありがとうございます! ベンドは、元の音を介さず出すことができますし、元の音を出してからの方がやりやすいというわけでもないと思います。習熟すれば、1つの10ホールズハーモニカでも12音階全て出すことができます。実際、僕も演奏をしていて、クロマチックハーモニカと間違えられることがあります(^^; 最近コロナのせいで活動ペース遅くブログも更新遅いですが宜しくお願い致します♪
素早い回答ありがとうございます! すごいです! てっきり半音はクロマチック必須だと思いこんでおりました。目から鱗です。道は遠いですが・・・飯田さんやシールマンズ目指して精進させていただきます(無理。。。笑)!
ちなみに別件ですが、ご紹介なさっているスワニー河の演奏、僕も大好きです! Joe Weed ですよね? CDが擦り切れるほど愛聴しておりますっ。